年頭の一枚 2016

万福宮 (シンガポール)
Thian Hock Keng Temple


Thian Hock Keng Temple

丁度30年前の1986年夏にオーストラリア・ゴールドコーストでTIMS(アメリカの経営科学学会)の国際会議が開催された。その帰りにシンガポールに立ち寄った。当時のシンガポール国立大学教授のChew Kim Lin(周金麟)はアジア太平洋地域OR学会連合のシンガポール代表で、同学会連合が発足当時からの仲間であった。私はこの学会連合の事務局長を務めていた。

Chewさんは私を大歓迎してくれた。シンガポールに到着した晩は歓迎晩餐会がシンガポールOR学会の主催で開かれた。Chewさんはシンガポールの学会員たちをたくさん集めてくれていたのだった。

シンガポールOR学会はニュージーランドOR学会と共同編集で、Asia-Pacific Journal of Oprerations Reserchという論文誌を発行してくれ、これがわれわれアジア・太平洋OR学会連合のOfficial Journalとなった。Chewさんはこの論文誌の創設者であった。

翌日はシンガポール市内の観光案内をしてくれた。その当時からシンガポール港の「マーライオン」は既に水を吹いていた。古い中華寺院に連れて行ってくれた。漢字では「万福宮」、英語ではThian Hock Keng Templeといった。

日本の寺院の雰囲気とは違った中国風の印象的な寺だった。

2016年の「年頭の一枚」は万福宮の門である。

原画 B5版 ぺんてる筆文字サインペン