歌をつくる人にまつわる話
The Story of Songwriters

(10) Jimmy van Heusen Call Me Irresponssible

Jimmy van Heusen(1913-1990)
and
Sammy Cahn(1913-1993)

このサイトでJimmy Van Heusenが、長い間書かれていないのに不思議に思われた方がいるはずです。この偉大なメロディ・ライターの顔が拝みたくて、この4年間写真を探しつづけていたのですが、ついに見つかりました。シナトラが持っていたのです。

Jimmy van Heusenは本名をEdward Chester Babcockといい、1913年ニューヨークのSyracuse生まれです。

メガネのオジサンはSammy Cahnです。この2人はCall Me Irresponssible を1963年に書いて、アカデミー賞を受賞しました。この他にも、Swinging on a Star、High Hopes はオスカーを獲得しています。All The Wayもシナトラの歌です。

ヴァンヒューゼンの曲の作詞に関しては、このSammy CahnよりもJohnny Burkeの方が先に歌をたくさん出しています。その理由は、JohnnyBurkeはヴァンヒューゼンの最初のフルタイムの相棒だったからです。

ジョニー・バークが心臓病で活動できなくなって、サミー・カーンとコンビを組んだのです。

彼らは、いわゆるTin Pan Alleyの時代のヒットメーカーです。シナトラのソングライターといってもおかしくありませんが、ヴァンヒューゼンの歌を最初に唄ったのはビング・クロスビーでIt's The Dreamer In Me です。Polka Dots and Moonbeams、It Could Happen To You、But Beautiful、Imagination などは誰もが唄っています。

こんなに有名な作曲家ですが、第2次世界大戦中はロッキードのテストパイロットを副業にしていました。ただし、本名(Edward Chester Babcock)でやっていたのです。テストパイロットの件は音楽関係の人たちには内緒にされていました。

「歌が完成しないうちに、墜落して死んでしまうかも知れない作曲家に誰が仕事をくれるって言うんだよ?」

と言っていたそうです。これは、後にJohnny Burkeがばらしています。


Sinatraと同じ場所です(photo by Ruriko)

その後、Jonny Burkeとの写真が見つかりました。まだ、髪の毛が生えている頃です。


Jimmy VanHeusen and Johny Burke(1908-1964)


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