ジャズとコーラス
Story of Jazz Chorus

(58)セルジオ・メンデスとBrasil '66 Cinnamon and Clove

1960年代の後半だった。毎日のように、

”ショビシューバー Constant in the rain・・・”

というセルメンの大ヒットが聞こえてきた。「Chove Chuva」ですよ。Jorge Benの書いたボサノバです。

chove chuvaとはポルトガル語での雨音の擬音です。日本語のピチピチチャプチャプと同じです。

ブラジル’66のポップ・コーラスは、ハワイアンを好んで歌っていた日本の若者達の心をとらえ、セルメン・スタイルのコーラスからジャズ・コーラスへと流れを作っていったように思います。そういうグループが私の数年後輩たちに生まれてきました。ハワイアンのサークルがポップス・ジャズのサークルに変身したのです。


Sergio Mendes(1941‐2024),2016


Sergio Mendes and Brasil '66

そのセルメンが歌った歌に、Johnny Mandelの”Cinnamon and Clove”という小洒落た歌がありました。それを、50年も経ってカミサンが「譜面が欲しい」と言いだしました。詞を書いたのは、Alan and Marilyn Bergmanです。

 

Cinnamon and Clove

英語ではブラジルはBrazilと書きますが、ポルトガル語ではBrasilです。何で統一しないんでしょうね。Brasilでいいじゃないですか。

(2017/3/7)


 

⇒ Sergio Mendes訃報

(2024/9/7)


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