FRIENDS OF OZSONS

 

SALENA JONES

60年代のアメリカは人種偏見や社会不安が満ち満ちていました。サリナ・ジョーンズは65年にアメリカを去り、スペイン経由で英国ロンドンに移り住みました。それ以来、ヨーロッパとアジア、そして日本を活躍の場としてきました。

1978年が初来日ですから、日本には多くのファンがいます。日本は彼女の大切なビジネスの場なのです。毎年日本に帰ってきます。

そのサリナが、メンバーの若山が開設しているhttp://www.ozsons.jp/に自分のことが紹介されているのを発見したのです。すぐに"This is Salena Jones ...."とメールが来ました。信じられないような出来事です。

その年の暮に来日するまではメル友という間柄でしたが、その後は親しい友人となりました。90年代半ばに次々とVictorから発売された彼女のCDはすばらしいものばかりでした。それで、そのことを上記のサイトで「サリナはすごい」と書いたのです。素直に喜んでくれました。

彼女はとても無邪気な性格で可愛らしく駄々をこねたりします。一度は「シャブシャブ鍋が欲しいと」いい、お土産に買ってきてやったこともあります。しかし、音楽の仕事のこととなると、いい加減なことはせず、そのステージのときだけでなくそれ以前からコンディションに注意を払い、全力を注ぎ込む生真面目な歌手です。自分をプロモートしてくれるスポンサー、そして聴きに来てくれるファンを裏切らないためです。

 


with Salena and Kotori, Dec. 2001

この晩の食事は本サイトの英語版を担当している栗Gとことりが案内しました。栗本はロンドンに駐在していた経験があるので彼女との会話が弾んでお酒も美味しかったことでしょう。若山は友人の金石昭人・陣内貴美子の結婚式のため、仕方なく二人にサリナをまかせて、食事が終わった頃に駆けつけてこの写真を撮ったのです。

2001年の11月にサリナ・ジョーンズは、今トレンディな西ロンドンのShepherd's Bush Green"Salena Jones's Restaurant"という200人程のお客が収容できるジャズ・クラブを開店しました。2002年の夏にはイギリスで国際学会がありますので寄ってきます。この眼で見て来たら報告しましょう。

食後、このビルの4階にあるLittle MANUELAで歌など唄いながら、一年ぶりの再会を楽しみました。

そこに、お客の伍堂氏らのグループに会いに偶然現れたのがNat King Coleの実弟Freddie Coleです。2年ぶりに会ったとのことでしたが、「どうしてぇ?」と信じられない様子で、早速、ロンドンの店の宣伝をし、そこでのライブを頼んでいました。

また、Akiko Graceも伍堂氏のテーブルに同席していて「今度、ロンドンにいらっしゃい」という話になりました。

3人もの国際的ジャズ・ミュージシャンが赤坂の小さな店で鉢合わせ「世の中は狭いもの」と連発しながら、サリナは自分の店での出演交渉までやってしまいました。さて、サリナとCoca Colaの話です。彼女はお酒とタバコはやりません。飲み物はコカコーラに決まっています。ところが、氷を一杯入れたグラスは嫌いなのです。

もうひとつ、壜ごと持ってきてくれると喜びます。細かいことを言ってはウェイターを困らせることが度々です。

サリナがアメリカ・インデアン、スー族の戦士、勇敢で白人たちを震え上がらせたCrazy Horseの直系の子孫だということをご存知ですか?