Salena Jones, 2003.8

今年は8月と12月に日本に来ることになっています。イギリスはHeat Wave、ニューヨークはBlack Out、日本は台風10号と冷夏と異常な事態のさなか、サリナはやってきました。

山形から宮崎まで、日本縦断のライブ・ツアーです。初日と最終日は東京でした。

初日のお客さんは少々損をしたかもしれません。ロンドンから東京に来て、翌日はバンドとリハーサル、次の日が銀座SWINGでのライブです。Voiceがwetになったと言って、蜂蜜をなめながらのショーでした。

着いて3日目というのは、時差の疲れが最高にたまるころですし、彼女は冷房の風が当たるのを極端に嫌っています。喉に悪いからです。いろいろなことが絡んでコンディションを悪くしたようです。

最初のステージではお客さんに「声の調子が悪くて」とあやまり、その代わりアンコールを4曲も唄いました。おかげで、セカンド・ステージのお客さんは、店の前で15分もよけいに待たされてしまいました。


2003/8/1 at Ginza Swing

その銀座Swingの外に出ていました。私はトイレに行ってきたのです。後ろから大きな声で"Kuni !"と叫んでいます。そんなデカイ声出すから喉がおかしくなるのです。

この日、「Kuniのために歌う」と言って歌ってくれた歌がありました。⇒こちら

日本で初めて歌いました。

このCDは、爵士樂堂が作成したもので、他所にはありません。6曲入りです。

1978年初来日のとき、テレビ東京(12ch)に出るときのリハーサルのテープを沢田靖司に借りて作ったものです。

サリナ・ジョーンズ、沢田靖司、 細野義彦、加瀬 達、それに我が家の5枚しかありません。

「憶えている」といって大喜びでした。25年前の録音ですが、すんばらしい歌です。take 1, take 2が入っていたりします。

そのときのバックは、沢田靖司(Pf, Fl)、細野義彦(G)、加瀬 達(B)、島田忠夫(D)のカルテットです。


2003/8/16 at Someday

沢田靖司はサリナとはそれ以来のファミリー付き合いで、仲がよいのですが、久しぶりに連れ出してサリナを驚かせようというわけです。

3、4年前でしたか、銀座のてんぷらやさんで飛び切りおいしいてんぷらを食べさせようと、サリナの東京での身内を集めて「由松」で、てんぷら晩餐会をやりました。

沢田も当然来る予定だったのですが、鬼の霍乱というやつで風邪で高熱を発し、奥方だけが参加で沢チンは家で寝ていました。

ですから、8年ぶりくらいになるのでしょうか。二人とも嬉しかったようです。

そんなわけで、ツアー最終日、西新橋Somedayのステージのまん前のテーブルに我々は陣取っています。サリナの歌はますます冴えます。目茶苦茶にいいライブでした。初日の皆さんには申し訳ないくらい素晴らしかったです。

一番左で、口をとんがらせているのが、爵士樂堂の師匠、沢田靖司です。