FRIENDS OF OZSONS

森寿男とブルーコーツ・オーケストラ

日本のジャズの黎明期に、長尾正士さんが当時の学生ミュージシャンを集めて結成したフラターニティ・シンコペーターズがバンド・デビューしたのは1933年でした。終戦後間もなく1946年に、長尾さんはThe Orpheansを結成し、47年には小島正雄さんらとブルーコーツを結成しました。したがって、その歴史は戦前から数えると70年を超えます。

現在のリーダー森寿男さんは3代目のブルーコーツのバンドリーダーです。

オージーサンズは、1999年の第2回スリーグレイセス・コンサートにお呼びがかかりました。このとき、グレイセスともう一組呼ばれていたアマチュアコーラスのDandy Fourの皆さんと最後の1曲、You'll Never Walk Aloneをブルーコーツのバックで唄ったことがありました。

それから8年が経ち、スリグレの大コンサートも区切りをつける第10回を迎えました。そこで、オージーサンズは再度ゲストで呼ばれることになりました。

もう一度面白いことをやったことがあります。マヌエラに長尾崇さんがブルーコーツのTBの4人を連れてきて、それをバックに唄う奴はいないかというのです。何人かが名乗りを上げて、伴奏をやってもらったのですが、OZSONSもトロンボーン4本をバックに唄ったということがありました。

今度は、オージーサンズ単独でブルーコーツをバックに2曲唄ってきました。素人のオジサン4人が、この名実共にビッグバンドに伴奏してもらって堂々と唄って来れたのはいい記念になりました。オージーサンズはなんと恵まれた素人コーラスなんでしょう。いい気持ちでした。

(2007/10/9)

わかGの先輩がストロボなしで内緒で撮ってくれたものです。「オフィシャルな写真屋が撮っていたけど、出来るまでに時間がかかるだろうから」と送ってくれました。何ともうれしいですねぇ。

下はプロデューサーの藤原忠Gから届いた写真です。