ジャズと数学

パソコンの画面サイズ


Radio Shack TRS-80

私たちが60年代にコンピューターを触りだした頃にはパソコンなんてありません。それが1977年にアメリカでApple II、Commodore PET、Radio Shack TRS-80が発表されました。

その頃、私が卒業した学科の川瀬先生の提案で、アジア生産性本部でマイコンを講習会用に7台購入しました。

講習会は年に何回かしかありませんから、普段は眠っています。川瀬さんに頼んで1台借りてきて触ってみました。プログラミング言語はBASICでした。

こういう計算機がパソコンと呼ばれ、一般の人が買ってインターネットという時代になろうとは誰が考えたことでしょう。まもなくPCにもCP/Mというオペレーティングシステムが開発され、いろいろなアプリケーションソフトが使えるようになったのです。後にMS-DOSが出てきます。

現在ではほとんどがMicrosoftのWindowsで動いています。時々、Mac-OSのユーザーがちらほらいます。WindowsがPCの世界を淘汰してしまったといっても過言ではありませんが、そのきっかけとなったのがWindows 95でした。やがてWindows 98、Windows 2000、Windows ME、Windows XP、Windows Vista, Windows 7、Windows 8となってきました。WindowsのOSは巨大化してきました。お化けです。

それに応じるようにPCのハードウエァもどんどん巨大化しました。昔のPCの主メモリーはXXXキロバイトでした。それがMBになり、GBになりました。昔の100万倍の大きさです。同時にCPUの速度も光の速度に近づいています。

さて、PCの画面も時代とともに進化しました。80年代はブラウン管でしたが、ノートが出るようになって液晶になり今では液晶1本です。そのサイズ、解像度が変わってきています。このHPを作成し始めたのは98年半ばです。その頃は液晶画面は800X600でした。そこで、コンテンツを書き入れる窓を幅650ピクセルに設計しました。

ところが現在では大きい画面は、1920X1080といった大きなものになりました。今では800X600のPCはわが家にはありませんが、1024X768という縦横比4:3のDellが生きています。いわゆるXGAと呼ばれる画面です。そのPCで昔の一画面を見てみます。

丁度、画面のサイズとバランスよくコンテンツが配置されています。あなたのPCでこのページを見る時は、

http://ozsons.jp/Singers/BilliyHoliday/allofmeC.htm

これと同じページを1920X1080のPCで見てみます。

こんなに小さく、バランスが悪い物になってしまいます。もちろん、表示>拡大で150%くらいにして見れば大きくなります。がそんなこと知らないユーザーも多いのです。古いOSでは拡大機能がありません。

そんなわけで、最近、リフォームをしました。枠の幅を100ピクセル広げて750ピクセルにして、文字のサイズも2段階大きくしました。そうすると、新しいPCでも少しは見栄えがするようになりました。


1920X1080

リフォーム後のページは、

http://ozsons.jp/allofme.htm

もっと広げてもいいじゃないかと思うでしょう。これより一回り小さい1600X900のPCでは、

1024X768では、

となります。これ以上広げるとこのサイズで見ている人たちは横にもスクロールしながら見なければなりません。このサイズのPCがこの世から無くなれば、もっと幅を広げてもいいのです。

ホームページ作りもいろいろなことに気を使わなければならないのです。枠の幅の設定を画面サイズの何%という設定をすれば、マシン毎に幅が適切に決まるのですが、文字だけならこれでいいのですが、画像サイズが変わりませんから、ページの画像と文字のバランスが崩れて見難くなります。それで、私の作成するHPは固定幅で出来ているのです。(2013/3/14)


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